• 南島の地名 第6集 仲松弥秀先生カジマヤー記念号

南島の地名 第6集 仲松弥秀先生カジマヤー記念号

4-89982-096-8

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定価 2,095円(内税)

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南島地名研究センター 編 A5判 227 頁

仲松弥秀先生カジマヤー記念号

仲松弥秀先生のカジマヤー(97歳)記念号。写真帳、年譜、未収録論文や講演録など収録。

 南島地域の地名調査、記録、研究活動を行っている同センターの機関紙第6集目。センター初代代表で沖縄民俗地理において「仲松学」とも呼べる偉大な業績を持つ仲松弥秀先生のカジマヤー(数え年九十七歳のお祝い)記念号。仲松弥秀の未収録論文や一九七五年、琉球大学「退官記念講演会」の講演録「沖縄の『マキヨ』村落」を収録。また師範学校時代の写真など思い出の写真や、生い立ちなどの聞き書き、年譜、業績目録、ノート目録など多岐にわたる。
 また、「沖縄・九州の交差点地名」(鏡味明克)など地名に関する論文七点、「多良間村の村施行日について―村の誕生日はいつ?」(金城善)など研究ノートや地名エッセイ十一点、執筆者二十四名で、対象地域は南島(琉球弧)を超えて広範囲に及び、ボリュームも内容も充実した記念号である。


目次
口絵 仲松弥秀先生写真帖
刊行のことば
●年譜、研究業績、聞き書き、仲松ノート目録
仲松弥秀先生年譜
仲松弥秀先生研究業績目録
〈聞き書き〉仲松弥秀の生い立ち  深沢恵子
〈聞き書き〉朝鮮から帰った仲松弥秀  安仁屋 政昭
『琉球弧の村落探求』―仲松弥秀ノート目録―  深沢恵子
● 仲松弥秀著書未収録論文。講演録
南朝鮮平頂峯上の土地利用  仲松弥秀
[講演]沖縄の「マキヨ」村落 仲松弥秀
● 論文
沖縄・九州の交差点の地名  鏡味 明克
西表島・仲良川の生活誌―流域の地名を手がかりに  安渓 遊地
「青」と「オウ(オー)」の地名学  目崎 茂和
沖縄島中南部の崩壊地形地名  上原 冨二男
西原町字翁長の「坂田」誕生と定着  久高 將清
〈海神祭〉儀礼に見る他界観の諸相 稲福 みき子
「*かんえい*水路誌」にみる奄美の地名と海岸地名 渡久地 健/目崎 茂和
● 研究ノート、地名エッセー
多良間村の村政施行日についてー村の誕生日はいつ?  金城 善
御嶽の「神名」についての一考察  仲田 邦彦
宜野座村の地名そぞろ歩き 知名 定順
謎につつまれた山城  仲村 昌尚
「ゆいむん」地名考  堀 信行
那覇(ナーファ)という地名の由来  久手堅 憲夫
今帰仁村の小地名  玉城 三郎
地名の医大さ、不思議さ、面白さに魅せられて  牧野 哲郎
名護市辺野古の海岸海域地名素描  島袋 伸三
沖縄の地名に接して  山口 均
「つる」はどこから来たか  名嘉 順一
● 仲松弥秀先生との思い出
弥秀先生との摩訶不思議な縁  仲松 源光
仲松弥秀先生の思い出  牧野 哲郎
定年退職したら一介の老人だよ  仲村 昌尚
犬も歩けば  津波 高志
「墨は知ってもモノ知らぬ人間」に成るなよ!! 安渓 遊地
仲松弥秀先生とわたし  町田 宗博