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●B5変型判ソフトカバー 32ページ オールカラー 総ふりがな
●定価1540円(本体1400円+税)
●文・福里美奈子 絵・ミキシズ
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ボーダーインクのビジュアルシリーズ、2020年は『おきなわの星』!
沖縄で見られるたくさんの星々を観察しよう。
春夏秋冬の夜空をイラストでわかりやすく解説。
ニーヌファブシ(北極星)・ウマヌチラー(おうし座)などの沖縄独自の呼び名から、
うたや民話によって伝えられてきた星と夜空のものがたりまで。
おきなわの星空、その広がりと深さを知ることができる一冊です。
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まえがき
星は世界中どこからも見ることができます。
でも、場所によって見え方が違うことを知っていますか?
さらに、同じ場所であっても季節や時間によっても見える星は違います。
その時、その場によって、星空はさまざまな姿を見せてくれます。
電気がなく夜空の暗い時代には、星や月は現代よりもずっと鮮やかに見えていました。かがやく星たちに想像力をかきたてられた世界中の人々が、星にさまざまな名前をつけ、星座を生み出し、星にまつわる物語をたくさん作ってきました。
わたしたちが暮らす沖縄は日本列島よりも南西の位置にあり、他の地域では水平線の下となってほとんど見られない星を見ることができ、運がよければ南十字星も見られます。
沖縄最古の歌謡集「おもろそうし」には、星や月を歌ったものがありますし、よく知られた「てぃんさぐの花」の歌詞には、「ニーヌファブシ」が登場します。
かつては、星が出てくる時期によって農業の植え付け時期なども決めていたといい、現代のわたしたちが思う以上に、星は生活にとって重要なものでした。
沖縄の夜空に広がる満天の星たち。この本を通して、沖縄で見られる星座やその名前、沖縄独特の星にまつわる物語を知り、自分で実際に星をさがして、星空の広がりと深さを味わってほしいと思います。
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●著者略歴
文・福里美奈子(ふくざと・みなこ)
那覇市牧志駅前ほしぞら公民館プラネタリウムで投影機を動かしながら解説をする操作技師をしています。
月を眺めるのが好きだった祖母、プラネタリウムに連れて行ってくれた幼稚園の先生の影響を受けて、気が付けば星やプラネタリウムが大好きになっていました。星好き・宇宙好きの仲間たちと「小禄天文クラブ」をつくり、「星のソムリエ®」として星空観察会などを行っています。
絵・ミキシズ(新垣屋)
イラストレーターです。デザイン事務所、建築事務所勤務を経て現在に至ります。主な絵の仕事に『まんが琉球こどもずかん』『楽しい すぐ使える 福祉レクリエーション』(宮本晋一・著)(共にボーダーインク刊)、『琉球妖怪大図鑑』(小原猛・著)『竹取やー御主前ぬ物語』(宮良信詳・訳注)(共に琉球新報社刊)などがあります。
●2020年4月27日 初版第一刷発行