仲程昌徳著
新書判 247ページ
(本体1500円+税)
978-4-89982-351-3
戦前の文芸復興から現在の文壇まで
文学者と作品で綴る100年の物語
1909年(明治42年)新聞に「沖縄に於ける文芸復興の第一年…」という記事が掲載されてから100年ー。さまざまな歴史の波をかいくぐってきた沖縄文学の100年はどのようなものだったのか。1910年前後から2000年代まで、10年ごとに章分けし、文学者と作品、そして時代を追っていく。
「もう一つの近・現代史」ともいえる深くて広い沖縄文学の世界を紹介。
巻末の人名索引では215名を掲載。沖縄文学の入門書としても最適。
●著者プロフィール
仲程 昌徳
1943年8月 南洋テニアン島カロリナスに生まれる。
1967年3月 琉球大学文理学部国語国文学科卒業。
1974年3月 法政大学大学院人文科学研究科日本文学専攻修士課程修了。
1973年11月 琉球大学法文学部文学科助手として採用され、以後、2009年3月に定年で退職するまで同大学で勤める。
【主要著書】
『山之口貘―詩とその軌跡』(法政大学出版局、1975)『沖縄の戦記』(朝日新聞社、1982)『沖縄近代詩史研究』(新泉社、1986)『沖縄文学論の方法 ―「ヤマト世」と「アメリカ世」のもとで』(新泉社、1987)『伊波月城―琉球の文芸復興を夢みた熱情家』(リブロポート、1988)『沖縄の文学―1927年〜1945年』(沖縄タイムス社、1991)『新青年たちの文学』(ニライ社、1994)『アメリカのある風景―沖縄文学の一領域』(同、2008)『小説の中の沖縄―本土誌で描かれた「沖縄」をめぐる物語』(沖縄タイムス社、2009)『沖縄文学の諸相 戦後文学・方言詩・戯曲・琉歌・短歌』(ボーダーインク・以下同、2010)『沖縄系ハワイ移民たちの表現』(2012)『「南洋紀行」の中の沖縄人たち』(2013)『宮城聡―『改造』記者から作家へ』(2014)『雑誌とその時代』(2015)『沖縄の投稿者たち』(2016)『もう一つの沖縄文学』(2017)『沖縄文学史粗描』(2018)。
●2018年10月発行