「六諭」の教えをやさしく説いた琉歌で伝えるチムグクル
一六六三年、久米村で生まれた程順則は、中国から道徳書「六諭衍義」を持ち帰り、そのこころを広めるために数々の琉歌を詠んだといわれている。「琉球いろは歌」とはその琉歌をいろは順に編集したもので、現代社会にも通じる「心のあり方」を伝えている。
※2005年に発行して好評を得た『「琉球いろは歌」と六諭のこころ』の新書版!
著者・安田和男(やすだ かずお)
1941年、本部町浦崎に生まれる。64年、琉球大学教育学部卒業、楚洲小学校を皮切りに教員生活に入る。85年、第6回「学力向上実践教育論文」最優秀賞受賞。1999年、名護小学校
校長時に名護親方・程順則の「六諭」の精神を基盤とした幼稚園及び
小学校教育の実践に取り組む。2002年定年退職、その後も学校教育専門指導員として、本の発刊、「六諭音頭」の作詞など、六諭の普及に取り組む。現在は退任。
■発行:2009年7月15日
【本シリーズの特徴】
歴史・文化・社会・言語など、沖縄に関する幅広いテーマについて、専門的な内容を、誰でもわかりやすく楽しめるように企画しました。多彩な執筆者をラインナップし、手軽に読めるコンパクトなサイズ、手に取りやすい価格を設定しています。また、過去に小社から発行された書籍で好評だった書籍の復刻・再版も予定しています。
シリーズ統一となるジャケットのデザインは「ゴーヤー」をイメージした柄で、デザインは「琉球ぴらす」によるものです。