• 『外伝 沖縄映画史 幻に終わった作品たち』世良利和著 ボーダー新書20

『外伝 沖縄映画史 幻に終わった作品たち』世良利和著 ボーダー新書20

ISBN978-4-89982-375-9

1,320円(内税)

定価 1,320円(内税)

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ボーダー新書20
●新書判 184ページ
●定価1320円(本体1200円+税)
●世良利和 著
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沖縄の戦前戦後
芸能裏話が詰まった
沖縄映画史アナザー・ストーリー

戦前戦後を通じて、沖縄での製作や撮影が予定されていながら実現に至らなかった映画が多数存在する。表舞台に出ることなく消えていったこれらの作品から、製作の裏事情や思いがけない人間関係、世相や社会情勢が見えてくる。膨大な資料を渉猟してきた著者がスポットを当てた、もうひとつの沖縄映画史。

●目次

はしがき

第一章 戦前・戦中
 第一話   大日方傳と新垣芳子の恋愛映画
 第二話   山本嘉次郎の島恋い
 第三話   馬上太郎の「沖縄の姿」
 第四話   本山裕児の黒糖映画
 第五話   戦前の大型映画館計画
 第六話   鈴木傳明の『海人』、琉球へ?
 第七話   溝口健二の『浪花女』
 第八話   藤井三次の「平敷朝敏一代記」


第二章 米軍統治下
 第九話   挫折した「おきなわ」の製作
 第十話   謎の「国際映画製作部」
 第十一話  伊集田實の「犬田布騒動記」
 第十二話  宮城嗣吉の「太陽は撃てない」
 第十三話  各社の「ひめゆり」企画と原作問題
 第十四話  石野径一郎「夜の沼」
 第十五話  その他の石野径一郎関連企画
 第十六話  甲子園の土を主題に
 第十七話  新垣美登子の「黄色い百合」
 第十八話  古川成美の「沖縄の最後」
 第十九話  松竹の「世界進出」映画
 第二十話  ペギー葉山と「糸満の女」
 第二十一話 琉・緬合作映画の打診
 第二十二話 新東宝の「東南アジア珍道中」
 第二十三話 灘千造と「オレンジ運河」
 第二十四話 東映の「沖縄の灯は消えず」
 第二十五話 本部茂のシナリオ「朝から晩まで」
 第二十六話 「群星」をめぐる十年
 第二十七話 記録映画「大琉球」の行方
 第二十八話 ジョン・ウェイン、沖縄に来る
 第二十九話 「為朝と琉球」
 第三十話  東映の海洋映画
 第三十一話 小林旭の『嵐を突っ切るジェット機』、来沖せず
 第三十二話 大島渚のミュージカル映画
 第三十三話 熊井啓の「沖縄心中」


第三章 本土復帰後
 第三十四話 尖閣諸島をめぐる映画
 第三十五話 竹中労と沖縄映画
 第三十六話 007シリーズと沖縄
 第三十七話 松田優作の「海燕ジョー」
 第三十八話 笠原和夫の「沖縄進撃作戦」
 第三十九話 金城哲夫のゴジラ映画
 第四十話  トラック野郎、沖縄を爆走?
 第四十一話 四人目の監督・内村浩和
 第四十二話 高嶺剛の「ラブーの恋」

あとがき

●著者略歴
世良 利和(せら・としかず)
 1957年島根県大社町生まれ。津山高校から金沢大学を経て岡山大学大学院修士課程修了。専攻はドイツの文学と映画。福山大学専任講師、株式会社ケーアイツー取締役を務めた後、フリーのライター&映画批評家として活動。2010年より岡山理科大学、2019年より岡山大学大学院で非常勤講師を兼務。主な著作に『その映画に墓はない 松田優作、金子正次、内田裕也、そして北野武』(2000 吉備人出版)、『沖縄劇映画大全』(2008 ボーダーインク)、いしいひさいちとの共著『シネマ珍風土記 まぁ映画な、岡山じゃ県!』(2013 あきづ文庫)などがある。2016年、明治・大正期の沖縄映画史研究により沖縄県立芸術大学で博士号(芸術学)取得。同大学附属研究所および法政大学沖縄文化研究所研究員。岡山市在住。

●2020年1月30日 初版第一刷発行