• 『モーアシビからエイサーへ  沖縄における習俗としての社会教育』井谷泰彦著

『モーアシビからエイサーへ  沖縄における習俗としての社会教育』井谷泰彦著

ISBN978-4-89982-398-8

1,760円(内税)

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●新書判184ページ
●定価(本体1600円+税)
●著者 井谷泰彦

〈最後のモーアシビ〉の行方を求めて

1940年代前半まで続いていた沖縄の若者たちによる宴・モーアシビには、性を媒介としながら、様々な文化伝承やコミュニケーション能力を育む力をもっていた。
沖縄の自然発生的な「習俗としての教育」が持つ意義に迫る論考。

〈その習俗の最後の姿を俎上に載せて、社会教育の立場から論じて行く。そして、その習俗が有した教育的機能が、若者たちの手によってエイサーへと引き継がれて行く様相を明らかにしたい。〉


●目次

序 沖縄の「恋愛天国」の虚実と社会教育

第1章 モーアシビに見る「習俗としての教育」
 ⑴ モーアシビとは?
 ⑵ モーアシビの教育的機能
 ⑶ モーアシビに関する「聞き書き」
 ⑷ 歌舞の伝承(実例 
 ⑸ 詩歌の学び 〜創造的機能について〜(実例◆
 ⑹ 伝統的地域体育の伝承(実例)
 ⑺ モーアシビ・ドゥシ(毛遊び友)〜仲間づくり〜(実例ぁ
 ⑻ 余暇機能(レクリエーション)とモーアシビの消滅(実例ァ5

第2章 モーアシビからエイサーへ
 ⑴ モーアシビとエイサー
 ⑵ エイサーの起源とその変容
 ⑶ 全島エイサー・コンクール
 ⑷ エイサーのなかの「性」とサブカルチャー
 ⑸ 教育機能から見たエイサーとモーアシビ

第3章 性の習俗と若者たち 〜モーアシビと馬手間〜
 ⑴ 若者たちとモーアシビ
 ⑵ モーアシビと馬手間
 ⑶ 沖縄の若者たち

第4章 モーアシビと風俗改良運動 8
 ⑴ 風俗改良運動について
 ⑵ 風俗改良運動におけるモーアシビの禁止
 ⑶ 性の習俗をめぐる攻防

第5章 「習俗としての教育」と沖縄
 ⑴ 沖縄への眼差しを問う
 ⑵ 「習俗として教育」をめぐって

おわりに


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●著者略歴
井谷 泰彦(イタニヤスヒコ)
1955年京都出身。早稲田大学院教育研究科博士後期課程修了(社会教育学・生涯教育論)。国士舘大学非常勤講師(2020年現在)著書に『沖縄の方言札』(ボーダーインク)など。

●2021年1月 初版第一刷発行