• 『私の声のひろば 新聞投稿2012年〜2022年』敦賀昭夫著

『私の声のひろば 新聞投稿2012年〜2022年』敦賀昭夫著

ISBN978-4-89982-422-0

1,650円(内税)

購入数
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●四六判 304ページ
●定価1650円(本体1500円+税)
●敦賀昭夫 著
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「言いたいことを言う
言うべきことを言う」

2012年〜2022年、
新聞との応答から学んだ
心身の自由と
「憲法語による言論」

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「困難を抱え、苦しんでいるのに表現できない人がいる。いやさらに自分が抱えている困難さえ分からないで、あいまいに暮らしていて、自分を表現できないために、自分がどうしたいのかさえ考えられない生活を送っている人がいる。今振り返ってみると自分がそうだった。人生なんてそんなものだと思っていたが、自分はそれに耐えられなくなった。
 書き始めるきっかけは、日本人の歴史認識問題。歴史教育はいかにあるべきかの新聞社説を読んで反応した。私立中高で歴史教師をしていたが、教師としての反応ではなかった。歴史教育は大人(自分)の問題じゃないか。大人は日本近現代史を語れるのか。自分が歴史を知らないで、尖閣や竹島の領有問題なんて語れるのか。それで紛争になったらどうするのか。ぶつぶつ口をついて出てきたことばが文章になった。それは教師の声ではなく自分の声だった。自分は知らない大人でいいのか。
 そこから、歴史認識、立憲主義、沖縄、教育、SDGs型地域創生、新聞を読んでの感想などが、自分が「言うべきこと」「言いたいこと」として次々と出てきた。そして言いたいことが言えたとき、自分が何に関心を持っているのか分かると同時に自分を肯定できるようになってきた。
(中略)
 投稿文を続けたことによって、自分、自分の生きる場、現実を受け止める場として今の自分を支えてくれている。言いたい放題の投稿文によって少し人生が変わった。私の自由な発言がだれかの心身の自由につながれば、こんなにうれしいことはない。」(「はじめに」より)
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●著者略歴
敦賀昭夫(ツルガアキオ)
1953年4月石川県金沢市生まれ
1972年京都の大学に入学、その後大学院に進み1983年退学。政治学を学ぶ。
1984年京都の私立高校(後中学併設)に就職。地歴を主に担当。
2021年同校を退職。

●2022年3月31日 初版第一刷発行