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●新書判 196ページ
●定価1100円(本体1000円+税)
●宮城鷹夫 著
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百年にわたる自らの体験を込めていま問い直す沖縄と日本、そして世界のこれから。新聞の社説や論壇、かつて記した記事などさまざまな資料を参考に、数え100歳となるジャーナリストが綴る。
●目次
まえがき 戦後七十七年の追憶
第一章 沖縄戦とは何だったのか
第二章 「国防」と日の丸、君が代の流れ
第三章 復帰直前、政府への声届かず
第四章 哀れなる住民の自死手段
第五章 「復帰五十年」その足跡は
第六章 共産党政治と中国の思想と隣の台湾
第七章 中国人が見た日本の国とは
第八章 復帰不安未だ解消せず
第九章 いま甦る、沖縄の民芸運動
あとがき 新聞の「論調」に見る沖縄と日本の姿
解説 百年のパースペクティブ 新城和博
【著者略歴】
宮城鷹夫(みやぎたかお)
沖縄県佐敷生まれ100歳。ジャーナリスト。台北師範学校本科卒業。植民地時代の台湾で民俗と歴史文化を学ぶ。戦後、米国民政府情報教育部(CIE)を経て沖縄タイムス記者、論説委員長、主筆、代表取締役専務、タイムス総合企画社長を歴任。長く文化活動に関わり、現在、沖縄県文化協会顧問、沖縄県南部連合文化協会名誉会長、南城市文化協会名誉顧問。秘伝古武道本部御殿手範士、全沖縄空手古武道連合会最高顧問。沖縄県文化功労賞(2001年)、文部科学大臣賞(2004年)、沖縄県功労者(2017年)。
●2022年8月 初版第一刷