• 阿闍世はなぜ父を殺したのか 親鸞と涅槃経

阿闍世はなぜ父を殺したのか 親鸞と涅槃経

978-4-89982-176-2

1,100円(内税)

定価 1,100円(内税)

購入数
芹沢俊介 武田定光 今津芳文 四六判160頁



2500年前の親殺しと現代の親殺しを往還する。
「<創作劇>善人なおもて往生をとぐ−親鸞 わが心のアジャセ−」の原作「戯曲 阿闍世王」を収録。
親鸞聖人七百五十回大遠忌記念

【目次】
序文 阿闍世はなぜ父・頻婆沙羅を殺したのか 芹沢俊介

戯曲 阿闍世王 二幕十七場 芹沢俊介

阿闍世の親殺しと現代の親殺しについて 芹沢俊介

鼎談 悪をめぐって 芹沢俊介+武田定光+今津芳文

あとがき「この戯曲が生まれるまで−親鸞聖人七百五十回大遠忌記念事業として」今津芳文


〈著者プロフィール〉
芹沢俊介 せりざわ しゅんすけ
1942年東京生まれ。上智大学経済学部卒業。『現代〈子ども〉暴力論〈増補版〉』、『家族という暴力』、『新版 ついていく父親』(以上春秋社)、『親殺し』(NTT出版)、『若者はなぜ殺すのか』(小学館新書)、『家族という絆が断たれるとき』(批評社)ほか多数の著書がある。

武田定光 たけだ さだみつ
1954年、東京都に生まれる。大谷大学文学部博士課程修了。現在、真宗大谷派・因速寺住職。著書に『新しい親鸞』、『歎異抄の深淵 師訓篇』、『歎異抄の深淵 異義篇』(いずれも雲母書房)がある。

今津芳文 いまづ よしふみ
1950年広島生まれ。浄土真宗本願寺派・明福寺住職。共著に『いま観えない音をききとるために』(安芸教区沼田組・編)、『還りのことば──吉本隆明と親鸞という主題』(雲母書房)がある。