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●A5判 134ページ
●定価2420円(本体2200円+税)
●大滝百合子著
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沖縄で自然栽培野菜の農家さんに聞いた
自然栽培野菜の魅力とその理由
自然栽培とは? 自然栽培野菜は他の野菜とどう違うのか?
待望の自然栽培野菜の入門書
自然栽培野菜が買えるお店リストや自分でもトライできる自然栽培野菜づくりの方法も紹介
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本書「はじめに」より
−「農薬や化学肥料はもちろん、動物のフンで作った肥料も使わない。
植物性の材料でゆっくり育つ自然栽培の野菜は、とっても安心・安全・健康的!」−
皆さんは、「自然栽培」という言葉を聞いたことはありますか? 自然栽培を紹介する本はだんだん増えてきているようですが、出版されているのはまだ農家さん向けの栽培法の本がほとんど。だから、「自然栽培」という言葉を聞いたことがあっても、自然栽培の野菜がどんな野菜なのか知っている人は少ないと思います。実際、私もついこの間までそんな感じでした。
これは有機栽培の場合も同じだと思います。有機栽培野菜って化学肥料や農薬を使っていないんだよね、ということ以外、普通の野菜とどう違うのかわからない、という人が多いのでは? 有機栽培の野菜でもこんな感じです。自然栽培の野菜のことをよく知っている人が少なくてもおかしくありませんよね。でも、このままでは、せっかく自然栽培の野菜は素晴らしい野菜なのに、収穫体験や講座などで農家さんから教えてもらった人などごくわずかな人にしか自然栽培の野菜は知られないままになってしまいます。これは、とてももったいないこと。
このようななか、どうしたら自然栽培の野菜のことをもっと知ってもらえるのかと考えて思いついたのがこの本です。
本書の大きな特徴は、沖縄の自然栽培農家さんと、自然栽培の家庭菜園に取り組む方々から直接お話を聞いて構成し、お聞きしたお話をできるだけそのまま書いたことです(第1章を除く)。だから、それぞれの方の人となりを知るのも、本書の楽しみ方の一つ。農家さんたちの生の声から、沖縄の自然栽培の今をリアルに感じながら、そこで育つ野菜について楽しく学んでいただけます。ちょっと難しそうな栽培方法のお話も、できるだけ分かりやすくなるよう工夫しました。(本書ではたまたまご縁のあった16の農家さんと家庭菜園に取り組む方6名にお話を伺いました。沖縄で自然栽培なさる方が全体でどれぐらいいらっしゃるかは把握できていません。)
この本をきっかけに、自然栽培の野菜がたくさんの人に届きますように!そうしたら、きっと、子どもたちは野菜が好きになるはず。大人の皆さんはきっと食事が楽しくなりますよ。健康で充実した毎日がその先に待っていることでしょう。そして、現在ご病気の方々には真っ先にこの本を読んでほしいです。
(以下略)
●目次
はじめに
第1章 自然栽培野菜は人生半ばの大発見 ー無農薬で満足ですか?ー
どうしよう! 無農薬野菜が手に入らない!/自然栽培の畑、初訪問/腐らないレタス /あれ?トイレがくさくない /自然栽培野菜は、人生半ばの大発見
農薬の危険性/肥料とは? モリンガファーム/化学肥料とは?
本書でいう「自然栽培」とは?=「植物性資材中心で育てる栽培方法」
自然栽培と慣行栽培・有機栽培の違い /資材とは? 土壌改良資材とは? /化学肥料・
動物のフン使用で作物が腐りやすくなる /化学肥料と家畜のフンが二大栄養分 /動物性
肥料とは? /資材(作物に栄養分を与えるもの)の種類 /認定農薬の存在 /農薬使用
の実際 /除草剤の危険性ー畑にまかれるのは農薬だけじゃない /昔の沖縄の家庭菜園は
自然栽培だった? /有機JASの始まりと歴史/有機JASで許可されている肥料・資材と農
薬の種類 /「化学肥料」や「動物のフンで作る肥料」の主な問題点
第2章 自然栽培野菜の魅力とその理由
ー植物資材中心の自然栽培野菜の魅力
1、腐らないで枯れる、日持ちがする
2、おいしい、味がいい、風味豊か
3、栄養価が高い、野菜の薬効が生きている
4、虫がつきにくく、農薬が必要ない
5、抗生物質やホルモン剤、遺伝子組換えの影響がない
6、寄生虫や病原菌、ウイルスの混入がない
7、環境にやさしい、土壌や水を汚染しない、住環境も健康的に
8、異常気象にも強く、将来の農法としても有望
ーなぜ自然栽培野菜は生命力が強いのか
理由1 森に植物が生えるように野菜を育てる
理由2 植物性資材による自然のバランスを大切にした土作り
硝酸態窒素が少ないから安心の自然栽培野菜
第3章 自然栽培農家さん紹介
ー16の農家さんから聞いたそれぞれの方法
本当の健康をもとめて自然栽培へ 沖縄本島北部 湧川さん
私も自然の一部として 沖縄本島南部 糸数さん
農業として成り立つ自然栽培を 沖縄本島南部 杉田さん
野菜嫌いは野菜が本物ではないから 沖縄本島南部 島袋さん
農福連携をキーワードに自然栽培 ソルファコミュニティ 玉城 さん
腐らない野菜づくりをめざして 沖縄本島南部 大宜見さん
選択肢はいっぱいあったほうがいい 楽ワーク福祉作業所 玉城さん
沖縄の田んぼで自然栽培米づくり 沖縄本島南部 玉木さん
子どもに野菜好きになってほしい 沖縄本島南部 池田さん
本物の野菜の味を知ってほしい 沖縄本島中部 大城さん
草は敵じゃないって言いますから 沖縄本島南部 池間さん
できるだけ自然に近づけたいと思う 沖縄本島中部 佐久川さん
子どもたちのため農薬は使わない 沖縄本島南部 知念さん
28年の経験からの土づくり 沖縄本島北部 片岡さん
自然農法をもっと知ってほしい MOA大宜味農場 具志さん
まずは消費者が先に分かってほしい モリンガファーム 赤嶺さん
第4章 家庭菜園で自然栽培にトライ
自然農はほったらかしじゃないよ 吉田さん
食育の場としても むぎの子共同保育園 宮平さん
木とふれあえる場所がほしい 工房地球のかけら 古我知さん
ハルサー家族の「あたいぐゎ」 片岡さん
片岡家の自給野菜の種まきスケジュール
プランター自然栽培の手順 湧川さん
わが家のプランター自然栽培 杉田さん
自然栽培野菜が買える店リスト(沖縄本島)
本書掲載農家さん問い合わせ先
あとがき
●著者プロフィール
大滝百合子(おおたき ゆりこ)
敏感肌で悩んでいた20代半ばにアメリカで本物の自然化粧品に出会い、ハーブや薬草の力を肌で知り、勉強を始める。その後、食べられる野草や自然食、中国医学にも興味を持つ。
身近に勝手に生える植物が食べ物にも薬にもなることのラクさ、そのように地球上の生き物ができていることのすごさ、人間のコントロール下にない自由な植物の面白さ愉快さを感じてほしい。ハーブも漢方薬も野菜ももとはどこかの国の野生植物。野生を敬う心を大切に、と願い、執筆活動を行う。自然栽培でも作物の養分として活躍する野草を誇らしげに見つめている。
本書の執筆を機に、家庭菜園での自然栽培を本格的に開始。人が手を加えるところには、いろんな野草が生えるもの。人と草は助け合って暮らしている。除草剤に汚染され、道端の野草を摘むこともままならない今の時代。野草野菜を育て、そこに生える野草も食べて薬に使う昔ながらの家庭菜園を皆さんにお見せできるよう頑張っている。
野草薬草に加えて、消費者側からの自然栽培の普及活動も続ける予定。
ご興味のある方は下記までご連絡ください。
ryukyulifemoon@ezweb.ne.jp (098) 955-1609
【著書】 『おきなわ野の薬草ガイド』(ボーダーインク)
『野の薬草、食べ物を使った 手作り化粧品レシピブック』(ボーダーインク)
『野草がおいしい おきなわ野の薬草 基本料理レシピ』(ボーダーインク)
『本物の自然療法—自然に生きる人間本来の病気観』(フレグランスジャーナル社)
『美肌をつくるキッチンコスメ—スーパーの食材でOK!』(主婦と生活社)
【共著】 『本物の自然食を作る—レシピ集』(春秋社)
【訳書】 『ヒーリングワイズ—女性のための賢い癒し術』(フレグランスジャーナル社)
『ストレスに効くハーブガイド』(フレングランスジャーナル社)
『本物の自然化粧品を選ぶ—完全ナチュラルコスメ宣言』(春秋社)
『メディカルハーブレシピ』(東京堂出版)
【共訳書】『ガン代替療法のすべて—ガン治療の真髄に迫る』(春秋社)
●2026年2月発行