沖縄本礼賛
平山鉄太郎著
その時、〈沖縄本の神様〉が
舞い降りた……。
古書に新刊、稀書に奇書、日々増え続ける「沖縄本」。
もはや「沖縄が好き」なのか「沖縄本が好き」なのか分からない。その豊饒なる世界に迷い込んだ稀代の沖縄本コレクターが語る本と沖縄をめぐる抱腹絶倒のエピソード。
「沖縄本」とは、沖縄の森羅万象に関わる本たちの総称。沖縄が好きで、本がもっと好きな沖縄本コレクターが、沖縄本にまつわる微細な魅力について語る。沖縄古書店ツアーを敢行し、ネットで裏技を駆使して稀書、珍本をゲット。増え続ける沖縄本の日々。でもまたさらに新たな沖縄本を買いたくなる、そんな一冊!
目次
まえがき
第一章 沖縄本集め、はじまりはじまり
沖縄本の定義
沖縄本との出合い
天久氏登場
沖縄本収集、加速
沖縄古書店ツアー
ビセカツさん
第二章 沖縄本の神様が舞い降りる
『詩集 みやらび』
『比嘉春潮全集』
『伊波普猷選集』
『ゼンリン住宅地図』
『沖縄大百科事典』
《けーし風》
《EDGE》
『沖縄県庶民史』
南大東島のアルバム
『戦後沖縄の政治と法』
『詩と版画 おきなわ』
第三章 沖縄本_――その豊饒なる世界
ゲタママで考える沖縄
ネット時代の沖縄本収集
コンプリート癖
沖縄本本
沖縄本界のスーパースター
こんな書名に弱い
本はこうして増えていく
我が家の本棚事情
沖縄本をもらった話
著者は、この方!
平山鉄太郎(ひらやま・てつたろう)
1967年、東京都立川市生まれ。東京都国分寺市在住。東京工業大学工学部附属工業高等学校(現・東京工業大学附属科学技術高等学校)機械科卒業。編集プロダクション勤務を経て、現在はフリーランスの校閲者。2001年3月に沖縄を初めて訪れ、その魅力に取りつかれて、沖縄を研究しようと決意。しかし本を集めるばかりでロクに読みもせず、いつの間にか沖縄本コレクターに。沖縄本の蔵書は4000冊を超える。コザ独立国国分寺大使、キャンパスレコード東京駐在員、沖縄三板協会講師。
●本書を推薦します
「わたしは、この本を買って読んで、すぐさま沖縄の本屋に駆け込んでまた一冊沖縄本を買ってしまうような読者が好きです」
(ボーダーインク編集 新城和博)