南島地名研究センター 編著 四六判 260 頁
奄美・沖縄の人・神・自然
沖縄の地名は特異だと言われるが、それぞれの地名には意味や歴史がある。本書は一九九一年に刊行され、好評を博した『地名を歩く』の増補改訂版。十五年を経て、新しい地名など十一の新原稿を加え、写真(六〇点)や図版(二〇点)も一新。地名の読みも加え、新たに索引を付けました。地名は、そこに営む人と自然や神の関係の中から生まれたもので、地形はもとより、民俗や歴史までも垣間見ることができるキーワード。
[目次]
1. 地名のあらまし
全国的視野からの琉球弧
うるま島
国頭(上)と島尻
沖縄と琉球 他
2. 島の名称
大東島
鳥島
水納島 他
3. 村落の名称
マキヨ
「ハカ」名の村落
ヘンナ地名
糸満 他
4. 地形に由来する地名
「鼻」は岬角名
クビリ
ウフカクジャー
川でない川 他
5. 歴史・民俗地名
「ききや」とウチナードゥマイ
宿道(スクミチ)
馬場(ウマーウイ) 他
6. 外国人による沖縄地名
葉壁山
太平洋
馬歯山
コザ