• 『不思議な子どもたち  琉球怪談 百絵巻』小原猛・三木静著

『不思議な子どもたち  琉球怪談 百絵巻』小原猛・三木静著

978-4-89982-234-9

1,650円(内税)

定価 1,650円(内税)

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不思議な子どもたち  琉球怪談 百絵巻
小原猛・三木静
四六判 216頁 口絵カラー4頁

沖縄各地から世代をこえて惹き寄せられた、怪談実話百絵巻。

沖縄にまつわる人々が実際体験した摩訶不思議なあやかしのみを収めた現代の百物語〈琉球怪談〉シリーズ、今回は百の怪談に百の怪画・イラストがついた、子どもも大人も震え上がる決定版!この本は、琉球新報の小中学生新聞『りゅうPON』で「琉球怪談百物語 ほんとうにあった怖い話」として連載された作品をまとめたものです。毎週一話ずつ、『琉球怪談』シリーズ三者の小原猛氏が沖縄中から集めた恐怖の物語を、イラストレーター・まんが家の三木静さんのイラストとともに紹介していくという本格的な怪談もので、日曜日の朝、沖縄の小中学生たちを恐怖で震え上がらせました。シリーズ決定版!



●目次
まえがき 1  

カーブミラーの女 8 逆立ち女霊 10 鈴の音 12 シャワーの背後に 14 化けものの出る家 16
海辺の女 18 ある夜の女たち 20 部屋で起きる三つの怪異 22 ワンルームの幽霊 24 二階の足音 26

仏間の生首 28 仏壇から手が 30 窓の外の男 32 ムルワージー 34 びしょ濡れの男の子 36 水の音が聞こえる部屋 38 箱の中 40 兵隊さんのいる美容室 42 冬の夜の兵士 44 盛り塩 46

オバァとお地蔵さま 48 夜のガジュマル 50 枯れた花束 52 不思議な子どもたち 54 カーテンの中の子ども 56 えっちゃん 58 オバァの車椅子 60 霊の通り道 62 黒い影 放送室の怪1 64 何かいる 放送室の怪2 66 赤とんぼ 放送室の怪3 68

大きな鏡 70 深夜の塾 72 カーネーション柄のワンピース 74 カーカンロー 76 さよならフイッツ 78
行っちゃだめ! 80 シーミーの階段 82 シーミーの火の玉 84 処刑場跡地 86

ヤーヌバン 88 そりゃ大変さ 90 セキネと名乗った兵士 92 戦後すぐの話 94 家の外を走り回るもの 96 ラバウルの弟 98 土の中の日本兵 100 すがりつく腕 102 写真 104 御嶽への道 106 ナイト・ウォーク 108

隣りの日本兵たち 110 押し入れの物音 112 兵隊さんから物をもらってはいけないよ 114 二階のトイレ、奥から二番目 116 マイクが拾った奇妙な音 118 麦わら帽子をとってくれたのは 120 赤いハイヒール 122 とある病院 126 洗面台の下のおばさん 128 嘉手納の火の玉 130 赤いハンカチ 132
ヒーダマ 134 満月の船 136 見知らぬ少女 138 シークヮーサーがぽつんと 140 ジュールクニチ 142

ぱぴる 144 お迎え 146 出たっ、アカガンター 148 城岳のキジムナー 其の一 150 城岳のキジムナー 其のニ 152 城岳のキジムナー 其の三 154 キジムナーの引越し 156 ザンの話 158 座間味の海坊主 160 ワルカジ 162 多良間の火の玉 164 よみがえった猫 166 シーサー 168 戦闘機 170 がじゃーがじゃー 172 鯉に噛み付かれた蛇の話 174 月夜のパレード 176 SSSカーブの老婆 178 SSSカーブのでかい顔の男 180 ランドセル 182 小人のはなし 184 大山の空飛ぶオバァさん 186 仏壇から座布団 188

大里城址にまつわる話 190 いつか来た場所 192 訴える声 194 名前を呼ぶ声 196 連れて行かれる 198 ユタの修業場 200 裏山の黒いもの 202 交差点の下 204 ミッチのバンジョー 206 志喜屋の牛 208

あとがき 211

●著者プロフィール
小原猛(コハラ タケシ)
昭和43年生まれ。沖縄在住。得意フィールドは怪談・妖怪・ウタキなど。著書に『琉球怪談 闇と癒しの百物語』『七つ橋を渡って 琉球怪談』(ボーダーインク)、『男たちの怪談百物語』(共著・メディアファクトリー)、『恐怖通信・鳥肌ゾーン』(共著・ポプラ社)などがある。

三木静(ミキ シズ)
兵庫県尼崎市出身、沖縄在住。切り絵作家・イラストレーター・マンガ家。デザイン事務所、建築事務所などの勤務を経て現在に至る。著書に『まんが琉球こどもずかん』(ボーダーインク)。

●2013年2月25日発刊