• 『雑誌とその時代 ー沖縄の声 戦前・戦中期編』仲程昌徳著 

『雑誌とその時代 ー沖縄の声 戦前・戦中期編』仲程昌徳著 

978-4-89982-271-4

2,200円(内税)

定価 2,200円(内税)

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仲程昌徳著 
四六判 276頁

昭和の戦前期の雑誌を通してみる
沖縄の文学活動と時代


戦前及び戦中期に発刊された沖縄の雑誌の執筆者や内容、その社会的背景に迫る。
「南洋情報」が必要されていた時代、そして『月刊文化沖縄』が発刊された昭和15年には「新刊行が一切不許可」になり、本雑誌の発刊は「滑り込みセーフ的な事態」だったという。創刊号の表紙を飾った金城安太郎の美人画も内容もそれ以降は変わっていくこととなる。雑誌を通して時代と文学活動が見えてくる。
「短歌雑誌とその時代」では1926年〜1945年の約20年の間、本土の短歌雑誌『アララギ』『水瓶』『心の花』『日本文学』『短歌研究』などに登場した沖縄の歌人と歌を丹念に見て行くことで沖縄の昭和歌壇史が見えてくる。

●目次
機愼醉両霾鵝戮箸修了代 
 1『南洋情報ダバオ特輯号』 
 2『南洋情報マニラ特輯号』 
 3『台湾・英領ボルネオ・比律賓特輯号』 
 4『南洋情報南洋群島特輯号』 


供愀邊文化沖縄』とその時代 
 1『月刊文化沖縄』の創刊 
 2 文芸運動の推進 
 3「新体制」の推進 
 4 大政翼賛運動の推進 
 5 芸能分野の改善 
 6 啓蒙運動の展開 
 7 編集発行兼印刷人の交代 
 8 愛国百人一首の掲載 
 9 国民的自覚の強調 
 10 生活の改善 
 11 「琉球芸術展望号」と「生活の科学化号」 
 12 文化の動向 


掘|参了┿錣箸修了代 
  沖縄出身歌人の二〇年(一九二六年〜一九四五年)
はじめに 
 1 『アララギ』の歌人たち 
 2 『水瓶』の歌人たち 
 3 『心の花』の歌人たち 
 4 『日本文学』の歌人たち 
 5 『短歌研究』の歌人たち 
 6 短歌雑誌と沖縄の歌人たち 
 おわりに 

 あとがき 

●著者プロフィール
仲程 昌徳(なかほど・まさのり)
1943年8月 南洋テニアン島カロリナスに生まれる。
1967年3月 琉球大学文理学部国語国文学科卒業。
1974年3月 法政大学大学院人文科学研究科日本文学専攻修士課程
修了。
1973年11月 琉球大学法文学部文学科助手として採用され、以後2009年3月、定年で退職するまで同大学で勤める。
主要著書
『山之口貘――詩とその軌跡』(1975年 法政大学出版局)、『沖縄の戦記』(1982年 朝日新聞社)、『沖縄近代詩史研究』(1986年 新泉社)、『沖縄文学論の方法――「ヤマト世」と「アメリカ世」のもとで』(1987年 新泉社)、『伊波月城――琉球の文芸復興を夢みた熱情家』(1988年 リブロポート)、『沖縄の文学――1927年〜1945年』(1991年 沖縄タイムス社)、『新青年たちの文学』(1994年 ニライ社)、『アメリカのある風景――沖縄文学の一領域』(2008年 ニライ社)、『小説の中の沖縄――本土誌で描かれた「沖縄」をめぐる物語』(2009年 沖縄タイムス社)。『沖縄文学の諸相 戦後文学・方言詩・戯曲・琉歌・短歌』(2010年)、『沖縄系ハワイ移民たちの表現』(2012年)、『「南洋紀行」の中の沖縄人たち』(2013年)、『宮城聡―『改造』記者から作家へ』(2014年)以上ボーダーインク。

●2015年4月20日発行