• 聞き書き・島の生活誌1 野山がコンビニ 沖縄のくらし

聞き書き・島の生活誌1 野山がコンビニ 沖縄のくらし

978-4-89982-152-6

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聞き書き・島の生活誌1 野山がコンビニ 沖縄島のくらし
当山昌直・安渓遊地=編 A5判108頁


戦前・戦後の島の歴史やさまざまな伝承とくらしの知恵を聞き書きでまとめたブックレット。沖縄島北部から3か所、中南部から2か所の5か所がとりあげ、山の恵みやイルカ狩り、薪、肥料、イモ作り、稲作などの話から、自然をどのように利用し、人々がくらしていたかが見えてくる。

【目次】

第1章 国頭村ユッパー・山に村があったころ 
山の中の別天地ユッパー/山の幸で暮らす/怖いものはヤンビシャという役人とハブ/沖縄中の祭を持ち寄っていました/戦後の換金作物の導入

第2章 名護市城・分け合って食べる
山の恵み/生薬を使う女性の技/空中写真を読む/男子禁制の杜/戦時中怖かったのは警察/ある所にはあったもの/みんなのものは私のもの/全部分け合って食べるのが正しい 

第3章 名護市底仁屋・生活を支える自然
薪が現金収入源だった/ヌスドゥヤマ(盗人山/山がおかしくなってきた頃/海岸の風景も石採りで激変/山亀を売って暮らしていた人の話/金のためなら根こそぎ/正しい盗み方と分かち合いについて/山の実のなるころ

第4章 読谷村楚辺・イモと畑 
主食はイモ/焚き木は大事/雑穀とマメ/食事のこと/野山の木の実や虫/肥料のこと 

第5章 南城市仲村渠・旧玉城村の稲作とくらし
田んぼのこと/クェーナに歌われる稲作/ウカファ山について/稲作と季節/田の水の管理 /水の大切さ/収穫の大変さ/土についてのお話/米の自家消費/薪や炭の利用について/ 
農村で重要だったウマのこと/田畑のまわりの植物について/縄に使う植物/他人の土地を無断で使うと/海の幸の利用/仲村渠ヒージャの復元/生活の思想