• 『オキナワノスタルジックストリート』ぎすじみち 写真・文

『オキナワノスタルジックストリート』ぎすじみち 写真・文

ISBN978-4-89982-450-3

2,640円(内税)

購入数
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●A5判160ページ
●定価2640円(本体2400円+税)
●ぎすじみち 写真・文
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「通りで出会った
なつかしい景色。
なつかしい記憶。」

いつもの街で見つけた
あたりまえの風景が
特別なものになる
ノスタルジックストリート

路地裏・建物・看板
市場・マチヤグヮー
ヴィンテージな品……

デザイナー・ぎすじみちが1990年代から撮りためた
沖縄各地をめぐる味わい写真探訪シリーズ最新作。

第一弾『オキナワノスタルジックタウン』→⚫︎


那覇

中部

北部

特集


●「はじめに」より

昔なじみの通りを久しぶりに訪れてみると、そこに何が建っていたのか忘れてしまった空き地はパーキングになり、目新しいコンビニや高層マンションがそびえたち、あの頃の面影がだんだん薄まっていくことに心細くなったりします。記憶の風景がずっと変わらないでいてほしいと願いつつ、時代の中で新陳代謝をくりかえしていくのもまた街の進化なのだと心のどこかで思いながら…(実際に便利なその恩恵を受けていたりするわけで)。

今この時代に暮らす子どもたちにとっての数十年後のノスタルジックな風景になっていくのでしょう。

日々変化していく街の景色の中、長い時を重ねて存在する建物や直書きの味わいある看板に思いがけず出会ったらまずはじっくり眺め、そして大切な宝物を見つけたような気持ちでカメラのシャッターボタンを押すのです。

ノスタルジックだけどどこか面白い、そんな景色が集まってギュッと濃縮された本になりました。最初からでも途中からでも、お好きなページからめくってお楽しみください。


⚫︎目次

第一章 那覇編
 自分だけの時間をゆっくり楽しめる喫茶店 ローズルーム
 見上げればせつない瞳 希望ヶ丘公園ちかくの民家
 木造とトタンのアーケードのたくましさ ゑびす通り
 美しい木造二階建て 守藝堂
 炊飯器と猫が立ち話 浮島通りの路地裏
 三越と那覇タワーと希望ヶ丘公園 牧志界隈の風景
 パラソルの下で読書もできた パラソル通り
 子供の頃のちょっと怖かった思い出 グランドオリオン通り
 看板はタイムカプセル メンズファッション ニコニコ屋
 思い出の場所とほろ苦い20代の記憶 ダイナハ
 カラフルなデコレーションで華やいだアーケード 市場通りのアーケード
 なつかしのロゴに再会 平和通り
 整然と並ぶ長窓がモダンで美しい 旧琉球銀行本店
 街の大きな薬局が消えた日 中琉薬品
 ここもいつしかノスタルジックな場所に パレットくもじ
 存在感がただよう個性的な形と曲線 真和志支所
 覚えやすいビルの名前 テレホンビル
 港の近くにドッシリ構える老舗のホテル ホテルよしだ
 当時のマダムたちが集う風景を見たかった メナード化粧品
 港のそばで建つ硬派な佇まい 埠頭倉庫
 フリーダムなバナナたち 青果店の店頭
 惜しまれつつ閉店した街の本屋 ブックスおおみね
 大切にしたいこの風景 てんぷらとさしみの店
 バスの車窓から眺めた螺旋階段と灯り 光電気産業跡
 巨大な文字のスーパー看板 ストアー山内
 よきネーミング、素敵なたたずまい ゲンキ食堂
 青空に映える赤瓦屋根とシーサー 壺屋やちむん通り
 時代を見つめてきた文化施設 図書館・那覇市民会館
 絵に描いてみたい素敵な風景 ブロックの階段
 手書きの広告看板と漆喰で描かれた鳳凰 首里劇場
 我が青春の当蔵大通り

第二章 中部編
 迫力のある動物たちが躍動していた団地風景 県営牧港団地
 ポップで優しいパラソル電話 ブルーシール牧港本店
 アーチ型の景色に想いをはせる 58号沿いのアーチの風景
 街の画伯と不動産情報 我如古交差点の似顔絵看板
 店は閉まっても看板の存在は消えず 商店看板
 家電レンタル店の英字看板 58号沿い英字看板
 顔に見えてくるホーロー看板 まねのできないおいしさ
 植木鉢の日当たりのよい指定席 アパートといす
 パイプライン沿いのヒンプンみたいな案内看板 教会の案内看板
 半世紀以上の歴史を持つ仕立て屋 マンダリンテーラー
 ここぞノスタルジックストリート ラッキー7
 楽しい思い出が宿る巨大造形物 おきなわアイランドパーク
 会社の歴史を感じる堂々とした姿 丸栄商会
 見事に調和のとれた街の床屋風景 ヘアーサロンユタカ
 板の直書き看板と木製引き戸の味わい コインランドリー
 現像が上がる日は楽しみだった 中ノ町フォート
 あの頃、胸おどらせたあの店この店 ゴヤ界隈の看板たち
 社名よりも熱いメッセージ イヌのふん注意看板
 ひらがな表記がキュート ふれんど美容室
 あの頃の商店風景 平良商店
 細い路地にみちびかれて路地歩き 園田の路地裏
 安全運転を見守り続けたシーサー 巨大シーサー
 今に残る、貴重な直書きロゴ キングタコス
 風景になじんだ街のバーバーショップ SALON DE 騎士
 セメント瓦の堂々とした佇まい 仲里家具店
 金物屋の隠れキャラ発見 丸中商会
 2009年、キャロットアイランドにて 津堅島
 アメリカナイズされた独特な表現 比嘉グロセリー
 アヒルの絵が描かれた気になる看板 かんのんアヒル
 一度しか乗ったことはないけれど 美浜の観覧車

街で見つけたお気に入りのものたち
 無骨でヴィンテージな味わい
 流れゆく時間とともに
 暮らしを彩ってきたデザインたち
 Okinawa Nostalgic Vintage Color
 さりげなく溶け込んで

第三章 北部編
 海と山をはさんだ工場風景 本部鉄工所
 飲みながらタイムスリップできそう セメント瓦の味な居酒屋
 迫力のレンガ造りと錆びた引き戸 共同処理加工施設
 本部町で出会った街の電気屋さん 渡久地ラジオ
 この風景は変わらないままでいて 本部町営市場周辺の風景
 動き出しそうな文字デザインの理容室 金城理容館
 建物全体に大きなキャッチフレーズ 国頭村商工会館
 雨戸の戸袋は看板になる ちばな家具店
 喫茶店でもやしのひげをとる 宮里菓子店
 アーチ状に並んだ花ブロックがおしゃれ 花ブロックの美容室
 書を楽しむように看板を愛でる 辺土名精肉鮮魚店
 泊まってみたい老舗ホテル ホテル国頭
 海のそばの共同売店 大川共同店
 ニライカナイと空飛ぶクジラ 名護漁港水産物直販所
 なつかしいギフトショップの店頭 ナゴギフト
 やんばるの交通安全はまかせて 名護の交通安全おじさん
 ガタンゴトンと車窓の旅気分 ネオパークの機関車
 なつかしい美粧院のひびき コロンビア美粧院

第四章 南部・離島編
 看板がお酌をしてくれそう 団地前ストアー
 地元で愛される街の洋菓子店 キングスベーカリー
 島尻そばが気になる パーラーのメニュー
 ガラス窓越しの爛屮蹈鵐愁鵑劼沖瓠〕容座安
 パンダブームが弁当界にも進出 とんとん弁当
 宮古島の直書き看板いろいろ
 大きなロゴが目を引く自転車店 糸数自転車店
 大空に翼を広げた展望台 牧山展望台
 車庫に書かれたナナサンマルの名残 ブロック塀の車庫
 石垣島の名所 730の記念碑
 壁画に描かれたヤギの親子 ヤギイラスト

第五章 街で見かけた個性的な看板たち
 おもしろイラスト看板
 手書きの味わい
 地図看板
 スナック看板の魅力

〈コラム〉Landscape of memories
路地の風景 刃地の風景
マチヤグヮー/看板ハイド&シーク
なつかしコンビニたち/静かに錆びている

〈特集〉My Favorite 私のお気に入り
鉄門扉/直書き看板/気になる看板
パーラー/セメント瓦の店/レトロ公園


●著者略歴
ぎすじ みち
1973年那覇市生まれ。本職はデザイナー。高校時代に雑誌宝島の連載「VOW」に影響を受け、街の面白風景を趣味で撮り始める。それをきっかけに長い時間を経た建築物や看板の存在感に惹かれていく。フィルムカメラやデジカメを経て、インターネットと携帯電話の普及により、SNSで日々おもしろさを感じる写真を投稿しながら、いつしかライフワークのように味わいのある風景を探し続けている。著書に『オキナワノスタルジックタウン』(ボーダーインク)。

カバーイラスト・本文カット ぎすじみち


●2023年7月 初版第一刷発行