2002年から一年に一巻ずつ発行を続けてきた著作集もいよいよ本巻で完結。
沖縄の戦後を鋭く見つめ、沖縄を論じてきた太田良博。
彼はジャーナリストであり、文学者であり、歴史研究者でもあった。
その著作は多岐にわたり、その全部を収録することはできなかったが、
本巻には著作リストを作成、掲載した。
また著者が自らの原稿綴りに付けた「諸事雑考」をタイトルに、
〈時評、文化〉、〈歴史〉、〈考古、地学〉まで多岐に渡る内容の著作を収録。
<目次>
�機―�事雑考(時評・文化)
沖縄から見た二十一世紀の提言
台湾の将来と沖縄の運命
アナタハンと女王蜂
中山門
終戦四十一年にあたって―梅沢隊長“生死”の誤記―
沖縄戦とは何だったのか?
教育勅語と道徳教育―徳目活用への疑問―
沖縄芝居の草分け時代
俚諺に見る沖縄の社会
オモロとスンダ・カラバ
近世まで続いた風葬
�供―�事雑考(歴史)
浦添旧都説に対する考察
鍍金銀印
尚寧王と名護良豊の墓
琉球と中国の交流
沖縄史の三大事件
薩摩搾取の過大評価
「琉球処分」の解釈
薩摩と琉球の関係
琉球は主権国だった
黒船来航と沖縄
ペリーとマッカーサー
廃藩置県と沖縄
両属政治
天皇制と過激派
軍人勅諭を無視したのは軍人
琉球王子の末路
�掘―�事雑考(考古・地理)
不確定要素の多い考古学
隆起珊瑚礁の秘密
太田良博著作リスト
初出一覧
あとがき
<著者紹介>
太田良博(おおた・りょうはく)
1918年、沖縄県那覇市に生まれる。早稲田大学中退。沖縄民政府、
沖縄タイムス、琉球放送局、琉球大学図書館、琉球新報などに勤務。
その間、詩、小説、随筆、評論など発表。2002年死去。
著書に『沖縄にきた明治の人物群像』『異説 沖縄史』(月刊沖縄社、1980)、
『太田良博著作集1〜4』(ボーダーインク、2003〜2006)
『戦後占領期4 1949年 短編小説コレクション』(藤原書店、2007)に「黒ダイヤ」収録。