琉球怪談シリーズの著者がおくる
ひと味違う怪談風味のエッセイ
琉球怪談シリーズ、今回はボーダー新書で書き下ろしエッセイです!
怖い話のうしろに、もっと不思議な話があった!?
沖縄は、怖い話、妖怪のパラダイスだ!
『琉球怪談』シリーズでおなじみの著者が、怪談取材の裏話、書けなかった自らの体験談、マジムン伝承を検証した論考などをまとめた実話怪談風エッセイ。「琉球怪談」それは〈過去から現在に渡って綿々と続く人々と神々とマジムンの交わりを見ていくことに他ならない〉。
●目次
はじめに 私が琉球怪談作家になったわけ
第一部 �猯圧絏�談�瓩領△个覆�
バタフライはフリー
私が録音機材を使わない理由
怪談編集者に、黒魔術の原稿を送ってみた
ハナモーの岬でハナモーと叫ぶ
赤を嫌うギーザ
家に幽霊が出た話
ユタのKさんと一緒に、日本兵の幽霊と対峙する
ゴースト・ソルジャー・イン・ザ・クローゼット
取材して欲しくない
石を持ってきて欲しくない
ユタしく、ユタしく
琉球ユタ免状を授けます
「So It Goes.」と安須森の上で考えてみる
第二部 マジムン・パラダイス考
◆マジムン・パラダイスへ繰り出そう 那覇「わかさ妖怪さんぽ」
沖縄の公民館の奇妙な仕事/マジムン・パラダイスなのです!/潮渡橋の中心で「仲西ヘーイ!」と叫ぶ/ミートゥジーの間をぬって/ユーチヌサチの残念な物語/唐守森とマーロン・ブランド/辻の開祖/龍界寺の坊主、神になる
◆怪獣「ガーナームイ」と人柱「ナナイロムーティー」 漫湖界隈
怪獣か? クジラか? ガーナームイの謎/怪獣を封じるシーサー、もしくはシーシ/七色の髪飾りの女を探したら/怒れる神、人柱の子孫たち
◆マジカル「耳グスグス!」ツアー 若狭、奥武山、そして首里へ
耳切坊主の子守唄/護道院はどこにあったのか?/なぜ「耳グスグス」したのか?/大村御殿ぬ角なかい/ハブとでーじ仲の良かった心海上人/公民館にやってきたオバアから、教えてもらったこと
◆ウニ! ウニ! ホーハイ! 鬼がいっぱい! 首里、大里、八重山
大里鬼にまつわる、大変卑猥な話/ホーハイ、ホーハイ!/ハダカヌユー それはキング・オブ・琉球妖怪/悪露が滴り落ちてウンになって/サチーダウニ
◆ムン
●著者略歴
小原猛(コハラタケシ)
1968年京都生まれ。作家。フィールドワークはマジムンとウタキと怪談。
「琉球怪談」「琉球怪談 七つ橋を渡って」(ボーダーインク)。「沖縄の怖い話」(TOブックス)、「琉球妖怪大図鑑(上下)」(琉球新報社)など著書多数。
●2016年8月 初版第一刷発行